『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はユベントスがサッスオーロ戦後、チーム状態を立て直すために練習場のビノーボで31日(土)まで合宿を行うと報じています。
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なお、何選手かがトンネル内の広告看板を殴る/蹴るの大立ち回りを演じたとも報じられており、何らかのペナルティがリーグより科される可能性はあるでしょう。
さて、肝心の合宿(今回のユベントスの場合は2泊3日)ですが、イタリアではよくあることです。チームが不振に陥った時にオーナーの鶴の一声で決まるケースが一般的で、無期限の場合は選手たちがオーナーに陳情すれば終了する場合もあります。
重要なのは『チーム力を向上させるために、どうマネジメントするか』ということに尽きます。
「若手選手が多いため、時間が必要」とのコメントは聞き飽きました。リーグトップの高給が支払われている前年度王者がトップハーフ(10位以内)にすら入れていないのですから、叱咤するファンの割合が増えて当たり前です。
「3月の時点ですべてのコンペティションを争う」といった抽象的な目標を掲げて合宿に入っても、得られるものはアリバイだけでしょう。せめて、12月末でのリーグ順位の具体的な目標を掲げる必要があります。その上で、その目標を達成するためにどうするかをチームとして考えるべきだと言えるでしょう。
一貫性がなく、フォーメーションも数試合のサイクルで変わる状況から抜け出さない限り、来シーズンの UEFA のコンペティションに参加することは難しいと思われます。