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【コラム】 ポグバ:フランス代表で10番の地位を得るに至らず、ユーヴェでは?

 国際Aマッチデーに合わせてフランス代表はポルトガル代表との親善試合を行い、ポグバ選手は 4-3-1-2 のトップ下で起用されました。

画像:今シーズンから10番を背負うポグバ
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 中盤の4名はバルブエナ、シュナイデルラン、マテュイディと3センターにポグバ選手がトップ下に入る組み合わせでした。ちなみに試合自体はフランスが 1-0 で勝利したのですが、ポグバ選手のトップ下でのプレーは今ひとつという評価でした。

 『フランス・フットボール』が読者に「ポグバに10番としてのプレーすることにセカンドチャンスを与えますか?」と質問したところ、回答の 80% は NO といったものだったと『トゥット・スポルト紙が伝えています。

 10番は「攻撃のタクトを振るう」といった印象が一般的です。特に FW にボールを供給する必要があるため、“パサー” としての能力が不可欠だと言えるでしょう。

 

 ポグバ選手は “小回りの効くパサー” ではないためトップ下でプレーするのであれば、ヤヤ・トゥレ(マンチェスター・シティ)選手のような “新しい10番” 像を生み出す必要があります。もし、ポグバ選手がユベントスで10番の役割を希望するなら、次のプロセスを踏むべきでしょう。

 まず、セントラルMFでスタートします。

 ユベントスでトップ下に入る可能性が高いのはエルナネス選手かペレイラ選手ですので、試合中にセントラルMFとトップ下のポジションチェンジをするのです。

 左右のポジションチェンジを目にする機会は比較的多いのですが、前後のポジションチェンジをできる選手はほとんどいません。エルナネス選手もペレイラ選手もセントラルMF(インサイドハーフ)としてプレーできますので、相手の守備隊形が嫌がる形に組み替えることが有効だと言えるでしょう。

 

 少なくとも、ポグバ選手は「10番の位置でプレーしたい」とコーチ陣に希望するだけの実力/実績/発言力があり、上記のように段階を踏む中で10番としての適正を示せば誰もが納得すると思われます。

 フランス代表でも『10番』のポジションを得ることができるかは、ユベントスでプラティニのようなプレーを攻撃で見せられるかにかかっていると言えるでしょう。ポール・ポグバという規格外の選手が持つ特性をどのように活かすのか、アッレグリ監督の決断に注目です。