ユベントスへの移籍報道が根強く流れていたチェルシーのファン・クアドラード選手が現地時間の昨日、ミラノ・マルペンサ空港に到着したことがユベントス公式サイトより発表されました。
チームスタッフが出迎えに行っていることから、本日行われる予定のメディカルチェックを経て入団発表が行われるものと予想されています。
ファン・クアドラード選手は1988年生まれのコロンビア代表選手。
選手としては右サイドで強烈なインパクトを残す “快足ウィングプレーヤー” というイメージがフィオレンティーナ時代に確立されました。2013/14 シーズンの32試合で11得点、2014/15 シーズンの途中17試合で4得点と存在感を発揮しています。
また、攻撃面だけでなく、ウィングバックやサイドバックとしても高いレベルのプレーを見せていたこともあり、攻守両面での活躍が期待されます。
チームへのフィットですが、フィオレンティーナ時代の同僚であるネト選手が今シーズンからユベントスに在籍しているため、ある程度は馴染みやすい面があると言えるでしょう。
移籍形態としては『買取オプション付き1年ローン移籍(レンタル料:150〜200万ユーロ)』と見られています。チャンピオンズリーグでチェルシーと対戦した際にクアドラード選手を起用できないという変なオプションが組み込まれていなければ問題のない条件でしょう。
UEFA はその手の条項は認めないと公式声明を発表していますが、アトレティコがクルトワ選手の件で揉めた経緯があるだけに現地で質問権を持っているジャーナリストには質問をぶつけて欲しいところです。
クアドラード選手がユベントスに加入するとなると、おそらくザザ選手(もしくはジョレンテ選手)やイスラ選手が押し出される形となるでしょう。移籍期間最終週で玉突き移籍が発生しそうな状況になった言えそうです。