8月22日からセリエAもリーグ戦が順次開始されていくことになります。そこで、ユベントスのライバルとなりそうなチームの状態を簡単にチェックしておくことにしましょう。
まず第1回目は昨シーズンを2位で終えたローマです。
ローマの強み
2015/16シーズンのローマが持つ強みとしては「主力選手が残留していること」と「大幅なシステム変更がないこと」の2つです。
チームの成熟度という点では、屋台骨を支える選手に変更がないことから暫定トップの位置にいることは間違いないでしょう。また、2015年に入ってからドローを連発したことへの対応策として前線の選手を補強したのですから、攻撃力が上乗せされたものと思われます。
ローマの課題
ローマに付け入れられる隙があるとすれば、守備陣でしょう。前線の選手層と比較すると、中盤から後ろ(特に最終ライン)は手薄感が否めません。
また、トッティ、デ・ロッシといったユース出身の重鎮選手が特に運動量でチーム貢献度が下がっていることへの対応が喫緊課題となるでしょう。
2015/16シーズンの予想フォーメーション
主力選手の離脱などがなかったため、システムは4-3-3 から変化はないでしょう。各ポジションごとに求められる役割は昨シーズンのものと大差はないと思われます。
GK: シュチェスニー(デ・サンクティス)
DF: フロレンツィ、ヤンガムビワ、マノラス、トロシディス
MF: ピャニッチ、デ・ロッシ(ケイタ)、ナインゴラン
FW: サラー(イトゥルベ)、トッティ(ジェコ)、ジェルビーニョ
FW陣は他にもリャイッチ、ドゥンビア、イトゥルベ、デストロの4選手が所属しています。3トップを採用するにしても、FW登録は最大で6選手ぐらいにする必要があるでしょう。
怪我で昨シーズンを棒に振ったストロートマンやレアンドロ・カスタンがどれぐらいコンディションを取り戻してプレーできるかがローマ躍進の鍵を握っていると言えるのではないかと思われます。