ユベントスは所属しているルカ・マッローネ選手が 2015/16 シーズンは今期からセリエAに昇格するカルピにシーズンローンに出ることを発表しました。
マッローネ選手はトリノ出身でユベントスユースで育った25歳。元々はボランチの選手でしたが、コンテ監督時代に3バック要員として CB にコンバートされた経験を持っています。
マッローネ選手の出場成績は次のとおりです。
シーズン | セリエA | UEFA CL | イタリア杯 |
---|---|---|---|
2012/13 (ユベントス) |
10(8)試合 [754分] |
1(1)試合 [90分] |
4(4)試合 [327分] |
2013/14 (サッスオーロ) |
15(14)試合 [1141分] |
ー | ー |
2014/15 (ユベントス) |
ー | ー | ー |
コンテ政権下で採用されていた 3-5-2 で、3バックの控えやターンオーバーとして出場機会を獲得し、サッスオーロにレンタル移籍。昨シーズンはユベントスに復帰しましたが、アッレグリ監督の下では出場機会を得ることはできませんでした。
これは実力的に劣っていることが明確でポジションを失っているのではなく、怪我による戦線離脱でポジション争いができないことがユベントス首脳陣がマッローネ選手にチャンスを与えている理由だと思われます。
したがって、マッローネ選手の評価基準は今シーズン所属するカルピで「全試合ベンチ入りすること」がテーマとなることでしょう。
怪我や累積警告による戦線離脱がシーズンを通してなかった選手は特に守備の面での貢献度は計り知れません。仮に選手としての実力が及第点であっても、チームやファンから必要な選手として評価されます。
イタリアでは20代後半になってから代表チームに初選出されるなど、年齢だけで見切りをつけるような印象はあまりありません。そのため、マッローネ選手も個性を伸ばすことが出来れば、ユベントスの主力として活躍することも可能でしょう。
まずはカルピで実りあるシーズンを送って欲しいと思います。