ヨーロッパではほとんどのビッグクラブが若手有望株選手の保有権を持ち、他のクラブへとレンタルすることでその選手の出場機会を確保するという方針を採っています。
ユベントスも同様であり、ユベントスが保有する若手有望選手のローン先として現時点では次のような報道がなされています。
レアーリの新天地はリーガ?
1993年生まれの GK ニコラ・レアーリ選手は今シーズン、チェゼーナで28試合に出場しました。チームは19位でセリエBに降格となり、またレアーリ選手自身もシーズン終盤の10試合は出場機会に恵まれませんでした。
ユベントスのGKのポジションは既に埋まっていることから、スペインから獲得の声が来ているとの報道があります。ヘタフェ(リーガ:15位)、エイバル(同:18位)、ラージョ(同:11位)が具体的な移籍先として名前が挙がっています。
チェルシーのティポ・クルトワのようにスペインで急成長するかに注目と言えるでしょう。
マッティエッロがチェゼーナに?
キエーボで出場機会を積み重ねていた最中に両足骨折という重傷を負ったフレデリコ・マッティエッロ選手の来期のプレー先としてチェゼーナが取沙汰されています。
こちらについては選手がまだ怪我から完全に回復していないことと、本人がプレーを希望チームの優先順位がユベントス、キエーボであることを過去のインタビューで答えていますので実現するかは不透明です。あくまでもチェゼーナ側が興味を持っているという段階だと思われます。
ユベントスが保有する若手選手の中で最も流動的な立場と思われるのはダニエレ・ルガーニ選手です。
ユベントスでプレーするのか、ローンで1年出場機会を確保するかの判断が求められます。所属していたエンポリのサッリ監督がナポリを率いることになったので、ルガーニ選手を連れて行きたいと考えているでしょうが、ユベントス側が首を縦に振ることはないでしょう。
選手側がローンを希望するなら、エンポリ残留するか、(ユベントスのユースチームでの指導歴がある)ガスペリーニが率いるジェノアのどちらかになるのではないかと思われます。