チャンピオンズリーグ 2014/15 の準決勝組み合わせ抽選が4月24日に行われ、ユベントスの対戦相手はレアル・マドリードに決定しました。準決勝で対戦したのは 2002/03 シーズン以来となります。
この時は現在ディレクターを務めるパベル・ネドベドの活躍もあり、トータルスコア 3-2 でユベントスが勝ち抜けを決めています。ですが、ユベントスファンの脳裏に残っていますのは間違いなくこのシーンでしょう。
セカンドレグを 3-0 とリードし、決勝進出を手中に収めていた中でのネドベドのファール。このイエローカードで決勝戦は累積警告によって出場できなくなり、チームもチャンピオンズリーグ制覇を逃してしまうという残念な結果になっていまいました。今回はハッピーエンドを迎えて欲しいものです。
抽選の結果を受けたチーム関係者のコメントは次のとおりです。
パベル・ネドベド・チームディレクター：
「チャンピオンズリーグ王者との対戦は非常に素晴らしいものです。ヨーロッパ最強のチームと対戦できて私達は幸せです。私達は準決勝進出に値しましたし、2試合で良い結果を残したいと思います。すべてのファンのためにも良い試合をしたいですね。
チャンピオンズリーグを勝ち取れるか？長い道のりです。すでに規格外のチームとの2試合が待ち構えています。計算はできませんが、我々はこの大事な2試合をプレーしなければなりません。他のチームと比べてレアルとの対戦に有利／不利があると考えてはいけません。私達はこのラウンドを突破するためにベストを尽くす必要があります」
マッシミリアーノ・アッレグリ監督：
「ヨーロッパで最も成功を収めたチャンピオンだね。巨大なスタジアムにファンからの要求にテクニシャン。でも我々と同じイレブンなんだよ」
アルバロ・モラタ選手：
「ベルナベウに戻るのは特別だね。それがチャンピオンズの準決勝なのだからより特別だよ」
レアル・マドリードがモラタ選手をユベントスに移籍させた時にレアル戦には起用できないという条項を入れているかもしれないと思いましたが、レンタル移籍の形態ではなかっただけにさすがに無理があったのでしょう。元所属チームに対して、強烈な“恩返し”を行ってくれることに期待です。
ちなみに両チームの今後の対戦スケジュールは下表のとおりです。
| 日程 | レアル・マドリード | ユベントス | ||
|---|---|---|---|---|
| 4/26 | 9位 | セルタ (A) | 8位 | トリノ (A) |
| 4/29 | 18位 | アルメリア (H) | 6位 | フィオレンティーナ (H) |
| 5/2 | 5位 | セビージャ (A) | 5位 | サンプドリア(A) |
| 5/5 | CL | ユベントス (A) | CL | レアル・マドリード (H) |
| 5/9 | 4位 | バレンシア (H) | 19位 | カリアリ (5/10, H) |
| 5/13 | CL | ユベントス (H) | CL | レアル・マドリード (A) |
| 5/17 | 10位 | エスパニョール (A) | 10位 | インテル (A) |
どっちもお互い様ですね。すんなりとは勝たせてくれそうにない曲者チームとの対戦が続きます。今節前の段階でリーグ戦5位のチームとアウェイ戦を迎える所など類似点が多々あります。違いは降格圏に沈むチームとの対戦がチャンピオンズリーグの対戦の間にあるユベントスと、1週間前のミッドウィークにあるレアル・マドリードという点でしょう。
バルセロナに首位を譲っているレアル・マドリードは取りこぼしができないというプレッシャーとの戦いになるとも言えるのではないでしょうか。
