現地4月18日行われるセリエA第31節ユベントス対ラツィオ戦に向けて、ビノーボで行われたアッレグリ監督による前日会見は次のようなものでした。
ラツィオは類い稀なシーズンを送っています。シーズン当初の様子から彼らがこれほど上手くやるとは誰も予期していなかったでしょう。我々はラツィオに対するアドバンテージを持っていますが、これから難しい5試合が待ち受けています。
注:18日ラツィオ戦(H)、22日モナコ戦(A)、26日トリノ戦(A)、29日フィオレンティーナ戦(H)、5月2日サンプドリア戦(A)がスケジュールされている
ラツィオ戦は非常に大事な試合です。ありがたいことに、私には起用できるフルメンバーがおり、そこからベストの選択をするつもりです。メンバーを選ぶときにイエローカード累積による出場停止は心配していません。
シーズンの山場であるこの時期に移籍市場についての言及をするのはナンセンスです。
パルマ戦の前半はそこそこの出来でした。火曜日のフィオレンティーナ戦でエネルギーを使い切っていたことが影響していたのでしょう。シーズンの前半から、ラツィオは能力という点でより素晴らしく生まれ変わっています。まだ何も勝ち取っていませんし、我々は一歩ずつ進み続ける必要があります。
昨晩のヨーロッパリーグでのナポリとフィオレンティーナのパフォーマンスには脱帽です。チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの準決勝進出にイタリアの3チームが王手をかけているのですから、イタリアサッカー界にとって大きな前進となるでしょう。
ポール・ポグバは怪我からの復帰にもう少し時間を要します。ピルロはベストコンディションを取り戻すためにプレーする必要があります。我々のファンはこの瞬間にもチームの後ろにいてくれます。我々とともに目標を手にしたいですね。
11月にローマのスタディオ・オリンピコで行われたラツィオ対ユベントスの一戦はアッレグリ監督自身がベストゲームと言及するほどユベントスの完勝でした。しかし、その頃のラツィオとは心身ともに別のチームに生まれ変わっていると考えるべきでしょう。まぐれでリーグ8連勝をすることはできません。
また、6月に予定されているコッパ・イタリアの決勝でもラツィオと対戦することになるので、この試合で嫌な印象を与えておきたい所です。試合の重要度で言えば、このラツィオ戦とチャンピオンズリーグ・モナコ戦が大きいと言えます。モナコ戦を見越して、その中でのベストメンバーでラツィオ戦で勝ち点3を獲得できるかが鍵となるでしょう。
ちなみに主審はニコラ・リッツォーリとのこと。今節はミラン対ユベントスの一戦とフィオレンティーナ対ユベントスの一戦を担当しています。ビッグマッチになると名前を耳にする審判です。それだけ、注目の一戦であると言うことができると思われます。