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【採点】 2017/18 セリエA第14節 ユベントス対クロトーネ

 日曜日のナイトゲームとして行われた 2017/18 セリエA第14節クロトーネ戦はマンジュキッチ選手のゴールを皮切りに3得点をあげたユベントスが 3-0 で勝利しました。

画像:先制ゴールを決めたマンジュキッチ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第14節 ユベントス対クロトーネ
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第14節 クロトーネ戦)
  Juventus
[3-4-2-1]
FC Crotone
[4-4-2]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 1: コルダーツ 画像:キャプテン
DF 15: バルザーリ
21: ヘーベデス
4: ベナティア
31: サンピリージ
93: アイエティ
7: チェッケリーニ
20: パブロビッチ
MF 26: リヒトシュタイナー
8: マルキージオ
14: マテュイディ
12: アレックス・サンドロ
9: ナリーニ
6: ローデン
10: バルベーリス
38: マンドラゴラ
FW 21: ディバラ
17: マンジュキッチ
11: ドウグラス・コスタ
17: ブディミル
24: トネフ

 ユベントスのアッレグリ監督は 3-4-2-1 を選択。バルセロナ戦から5選手を入れ替え、ヘーベデス選手が公式戦デビュー。マンジュキッチ選手が CF に入る布陣で試合に臨みます。

 対するクロトーネのニコラ監督は 4-4-2 を選択。ブディミル選手とトネフ選手が2トップを組み、マンドラゴラ選手がディバラ対策も込めて左サイドで起用される陣容で試合を迎えます。

 

 試合はユベントスが押し込み、クロトーネがブロックを作って耐え続ける展開で始める。しかし、ユベントスは均衡を破ることができない。

 5分と33分にD・コスタの突破から最後はマテュイディがシュートを放つも、枠を外してしまう。37分にはA・サンドロのシュートがゴール左下を襲ったが、これは GK コルダーツがセーブ。

 43分にはバルザーリのクロスにマンジュキッチが合わせたが、これもわずかに右に外れ、前半は 0-0 で終える。

 それでも、ユベントスは52分に均衡を破る。右サイドのバルザーリが入れたクロスを今度はマンジュキッチがゴールに突き刺し、先制に成功する。

 60分には CK のクリアボールをデ・シリオが豪快なダイレクトシュートを決め、リードを2点に広げる。71分には右サイドのショートコーナーからピアニッチが入れたボールをベナティアが押し込み、3点目を奪取し、試合の行方を決める。

 結局、試合はこのまま 3-0 で終了。マンジュキッチの先制ゴールで落ち着きを取り戻したユベントスが終わってみれば3得点で快勝。前節の敗けを払拭し、次節ナポリ戦に向けて弾みをつけることに成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 6.0
 ほとんどの時間帯でハーフコートゲームだったため、プレーに関与することがほとんどなかった。必要な時に安定感をもたらした。

DF: バルザーリ 6.5
 守備陣の一角として機能し、マンジュキッチにピンポイントのクロスを届けた。連戦の疲れが懸念されたがパフォーマンスで払拭した。

DF: ヘーベデス 6.5
 デビュー戦で上々のプレーを見せた。周囲がよく見えており、中央で守備の壁となり、パスの起点としても機能した。

DF: ベナティア 7.0
 公式戦2試合続けて良いパフォーマンスを披露した。CK からゴールも決め、DF の序列争いでポイントを稼いだと言えるだろう。

WB: リヒトシュタイナー 6.0
 エリア内に顔を出し、ターゲットマンの役割を担った。ただ、チャンスメイクに絡む場面は少なく、太ももを痛めて途中交代と不安を残す内容となった。

MF: マルキージオ 6.0
 中盤でボールを動かし、相手のカウンターを潰すなど本来の動きを彷彿とさせるパフォーマンスを見せた。良い状態を維持できるかが鍵となるだろう。

MF: マテュイディ 6.5
 中盤で攻守に汗をかき、タイミング良くエリア内に顔を出していた。前半のシュートチャンスでゴールを決めることができていれば、MVP に選出されていても不思議ではない内容だった。

WB: アレックス・サンドロ 6.0
 左サイドから積極的に仕掛け、チャンスメイクという点で結果を残した。調子を取り戻しつつある兆候が見えたことは大きいと言えるだろう。

FW: ディバラ 6.0
 右寄りのエリアでボールを引き出し、攻撃にアクセントを加えようとプレーした。ドリブルで DF 陣を切り裂いたが、決定的な仕事をすることはできなかった。

FW: マンジュキッチ 7.0
 前線でイグアインとは異なる持ち味を見せた。チーム待望の先制点を高さを活かして決めるなど攻撃を牽引する働きだった。

FW: ドウグラス・コスタ 6.5
 左サイドを主戦場にピッチの様々な場所に顔を見せ、ドリブルで相手の守備バランスを崩すことに成功した。独特のリズムから入れられる高速クロスを中央で合わせるパターンが確立することで脅威はさらに増すことだろう。

 

【交代選手など】

WB: デ・シリオ 6.5
 56分にリヒトシュタイナーとの交代で出場。ファーストタッチで放ったシュートがセリエA初ゴールとなった。その後のパフォーマンスも上々で良いアピールの舞台となった。

MF: ピアニッチ 6.0
 ヘーベデスに変わり、68分から出場する。3点目となるクロスを供給するなど持ち味であるパス能力で決定的な働きを見せつけた。

MF: ストゥラーロ ー
 77分にマルキージオに代わり、出場機会を得る。中盤を締めるために奔走し、チームのクリーンシート達成に貢献した。

 

アッレグリ監督 6.5
 3-4-2-1 を導入したことで守備の安定に一定の目処がついた。ただ、パスによるビルドアップに固執しすぎてピンチを招く場面があったため、キエッリーニのように自陣内から DF がドリブルで持ち上がるという選択肢もオプションに加えることが課題となるだろう。攻守の精度を高められるかがこれからの注目点だ。

ガビッルッチ主審 6.0
 クロトーネが戦術的ファールをしないチームだったこともあり、上手く試合をコントロールした。カードはカウンターをファールで止めた際に限定的に提示するなど落ち着いたジャッジを見せていたと言えるだろう。