古巣のパレルモ戦を控えるディバラ選手が『スカイ・イタリア』と『メディアセット』からのインタビューに応じたと公式サイトが紹介しています。
パウロ・ディバラ選手:
「パレルモとの対戦は私にとっていつだって特別です。シチリアで本当に素晴らしい3年間を過ごしましたし、多くの友人そして思い出があるからです。
まだ多くの元チームメイト、クラブスタッフ、理学療法士などが在籍しています。彼らは私と会った時は私のことをまだ “ピッチリドゥ(Picciriddu、子供)” と呼んでいますよ。
対戦することは簡単なものではありません。ですが、今はビアンコネーリのカラーを身にまとっている訳ですし、すべての試合に勝たなければならないのです。得点しなければならないとしても、お祝いをすることはないでしょう。
チームメイトもファンもすべての人々も私がパレルモにいたことを知っており、そのことを尊重してくれると思います。
監督は新しいシステムで攻撃陣に居場所を与えると同時に大きな責任も与えました。守備を行う必要があり、カウンターを受けた際は自陣に戻り、守備の助けをしなければならないからです。
新システムでは私のスペースは少なくなっています。中央を固めて私達を待ち構えるチームとの対戦ではスペースが限られているからです。ですが、ゴール前では多くの味方がいることで攻撃の選択肢が増えたことで補われていると私は思います。
このシステムは好きです。より攻撃的になれますからね。個人的にも成長できていると思いますし、監督からも少し下がったりするプレーを心がけるよう言われています。ライン間にいるのではなく、MFの近くでボールを引き出したり、FWが作るポケットの中で動いたりといった形でです。
ゴールから少し離れていますが、アンラッキーな面もあったと思います。クロトーネ戦ではゴールライン上でクリアされてしまいましたし、インテル戦ではクロスバーに嫌われました。
ですが、私は冷静になる必要があると思います。良いプレーができていると感じていますし、チームのためにプレーしており、監督も私にそれを期待しているからです。
監督との間に問題はありません。レッジョエミリアでのことは私の過ちでしたし、二度と起きることはないでしょう。必要なことではないことを学びましたし、ドレッシングルームで解決されたことです。
将来のバロンドール選手と称されることは喜びであると同時にプレッシャーでもあります。それだけ信頼されていることですし、監督がそれだけ将来を買ってくれているということです。監督の発言が正しいことを願いたいです。
チャンピオンズリーグはいつだって素晴らしいものです。決勝ラウンドでは簡単な相手など存在しません。バルセロナに対し、PSGが素晴らしいパフォーマンスを披露した試合を私達は目撃したはずです。
これからの試合ではどの対戦相手に対しても集中しなければなりませんし、過小評価するようなことはあってはならないのです。私達の気持ちは金曜日のパレルモ戦に集中しています。
それから、次の水曜日に行われる熱いフィールド上での難しい試合のことに取り組みます。アレックス・サンドロがそこではどういったフットボールが行われるのかを教えてくれましたし、簡単なことではないこともレクチャーしてくれました。
契約延長?合意に非常に近づいています。ごくわずかな部分が欠けているだけです。代理人が数日中にアルゼンチンからイタリアに来て、マロッタGMと最後の詰めを行うことになるでしょう。
合意に達しなければなりませんが、その意志はそこにあるのです」