ユベントスは新しいロゴマークを発表し、式典を開催したことを公式サイト上で明らかにしました。頭文字『J』を象ったシンプルなデザインとなっています。
ユベントスがクラブのエンブレムロゴを変更するのは2004年以来のこと。1897年のクラブ創設から通算10度目の変更となります。
過去の変更内容との1番の違いはアルファベット『J』を象ったものになったことでしょう。
これまでのエンブレムロゴと比較すると、大きく一線を画していることが見て取れます。シンプルな形になりましたが、これによってグッズなど展開が容易になったため、マーケティングにおいて飛躍が求められることになると考えられます。
アンドレア・アニェッリ会長:
「ユベントスの目標は世界中のユベンティーノとフットボールへの関心の少ない人々の両方をターゲットとし、根本的な革新的イニシアチブを経て、クラブビジネスを拡大し、存在感と影響力を成長させることです。
Black and White and More はアカデミーが関係するイベント、小売用品、デジタル製品、サービスなども表現するものです。
今回の変更にはまったく新しい視覚的なアイデンティティーも含まれています。大胆かつ妥協のないアプローチの結果、新しい視覚的なアイデンティティーによって頭の中にある伝統的なスタイルが変わり、新しい道筋ができることになるでしょう。
鮮明なラインを中心とした象徴的かつシンプルなデザインで、どこで使用されたとしてもスポットライトを集めることとなります。このデザインはジャンニ・アニェッリの “新聞でJから始まる単語を目にするたびに興奮する” という発言を思い起こすものになっているのです」
ユベントスが目標としているのは “ヤンキースのロゴ” として真っ先にイメージされる『NとYを組み合わせたデザイン』と同じブランド価値の持つエンブレムロゴを作り上げることでしょう。
トレードマークとして登録されている『野球ボール・バット・アメリカンな帽子で作られたデザイン』をイメージする人の方が少ないと思われるからです。
ブランドを確立させるためにはピッチ上で結果を出すことが必須となりますが、洗練されたデザインを事前に準備しておくことも必要となります。
ブランド展開という新しいアプローチを最大限に発揮するために欠かせないチャンピオンズリーグで結果を出すことができるのかにも注目です。