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【採点】 2016/17 セリエA第5節 ユベントス対カリアリ

 セリエA第5節でカリアリと対戦したユベントスはルガーニ選手のゴールを皮切りに4得点をあげ、4-0 で勝利しました。

画像:先制点を決めたルガーニ

 試合に先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2016/17 セリエA第5節 ユベントス対カリアリ
表1:先発メンバー(2016/17 セリエA第5節 カリアリ戦)
  Juventus
[3-5-2]
Cagliari Calcio
[4-3-1-2]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 30: ストラーリ 画像:キャプテン
DF 24: ルガーニ
15: バルザーリ
3: キエッリーニ
26: ビッタンテ
23: チェピテッリ
2: ブルーノ・アウベス
29: ムッル
MF 23: ダニエウ・アウベス
18: レミナ
11: エルナネス
5: ピアニッチ
12: アレックス・サンドロ
20: パドイン
8: ディ・ジェンナーロ
18: バレッラ
10: ジュアン・ペドロ
FW 21: ディバラ
9: イグアイン
22: ボリエッロ
25: サウ

 ユベントスはアッレグリ監督が前日会見で述べたように 3-5-2 を継続。ルガーニ選手とエルナネス選手が今季初先発し、ダニ・アウベス選手が先発に復帰。FWはディバラ選手とイグアイン選手の2トップでカリアリを迎えます。

 対するカリアリは 4-3-1-2 を選択。前線にはボリエッロ、サウ、ジョアン・ペドロの3選手が並び、中盤のパドイン選手、GKストラーリ選手は移籍後初のユベントス戦となりました。

 

 内容を伴う試合結果が求められたユベントスはホームで良い立ち上がりを見せます。右サイドでダニ・アウベス、レミナ、ディバラが息の合ったコンビネーションを見せ、パス交換からチャンスを演出すると、良い流れの中から先制に成功します。

 14分、ゴール正面で得たFKからピアニッチが浮き球の柔らかいキックに走り込んだイグアインが右足ボレー。シュートはストラーリにストップされるものの、こぼれ球をルガーニが押し込みます。

 33分には相手陣内深くからのスローインにプレッシャーをかけ、ボールを奪うことに成功するとピアニッチがエリア内に持ち込んでシュート。またもストラーリがストップするも、イグアインが左足で押し込み、リードを2点に広げます。

 さらに39分にはCKからのサインプレーに成功。ピアニッチ選手が入れたグラウンダーのボールをエリア外から走り込んだダニ・アウベスが豪快に突き刺し、3点差として前半を折り返します。

 後半開始からはブッフォンに変えてネトを投入するも試合の流れは大きく変化せず。相手のプレスに対し、ワンタッチで交わし、機を見たドリブル突破をクロスに結びつけるなど選手の距離感を保ち続けます。

 中3日の連戦が続くこともあり、少しエネルギーをセーブしていたユベントスですが、マンジュキッチ選手が投入されてからはギアを上げます。

 すると、84分にピアニッチ選手からのロングフィードをマンジュキッチ選手が頭で落とし、走り込んだレミナ選手がシュート。こぼれ球がオウンゴールの形となり、ユベントスのリードは4点に。試合はこのまま終了し、ユベントスがイタリア・ダービーでの批判を払拭する試合内容で勝利しました。

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は以下のとおりです。

 

GK: ブッフォン 6.0
 守備陣がシュートを打たせなかったこともあり、ボールに触れる機会がほぼなかった。交代は軽い打撲であるとのこと。

DF: ルガーニ 7.0
 守備でのミスはなく、セットプレーのこぼれ球を冷静に押し込み、先制点を記録した。チームとしても良い試合内容であっただけに、次回の先発起用が期待される出来だった。

DF: バルザーリ 6.0
 パスミスやスリップなどの細かいミスはあったが、致命的なものになる前に対処ができていた。

DF: キエッリーニ 6.0
 ポジショニングの良さで流れてくるボリエッロやサウに自由を与えなかった。集中したパフォーマンスを継続しており、守備陣に落ち着きをもたらしていた。

WB: ダニ・アウベス 7.5
 サイドでの空中戦を果敢に戦い、レミナやディバラとの良い距離感からの崩しで右サイドでチャンスメイクを繰り返した。CKからのサインプレーで得点も決め、攻守両面で大きく貢献した。

MF: レミナ 6.5
 自身の得点とはならなかったが、良いコンビネーションを示せることを証明した。ビッグマッチでもこの内容を見せることができるなら、ケディラのアンカー起用も現実味を帯びるだろう。

MF: エルナネス 6.0
 前半ではバランスを取ることに重点を置き、後半には惜しい枠内シュートを放つなど良いパフォーマンスだった。タックルによるボール奪取の巧さも見せ、戦力になっていた。

MF: ピアニッチ 6.5
 得点したプレーに大きく関与しており、インサイドMFとしてプレーする方が能力を最大限発揮できることを示した。DFの前でプレーすることを求めるメリットは少ないだろう。

WB: アレックス・サンドロ 7.0
 左サイドで好調さを維持している。安易なタックルが減り、メリハリが生まれたことでボール奪取が大きく向上した。負傷による離脱だけが心配だ。

FW: ディバラ 6.5
 少し持ちすぎて相手に囲まれボールを失うシーンも見られたが、それでも得点機会を何度も演出した。要注意選手として常に厳しいマークに合っているが、得点機会が訪れるまでの辛抱が求められている。

FW: イグアイン 7.0
 良い動き出しから決定機を作り出すことができていた。ルガーニの先制点となったシーンではボレーシュートが惜しくもセーブされたが、その後のチャンスで確実に決めきった。得点能力のさらなる向上が期待できる余地が十分にあるだけに楽しみである。

 

【交代選手など】

GK: ネト 6.0
 ブッフォンと交代で46分から出場する。セーブ機会は訪れず、ビルドアップに少し参加したのみであったが、昨シーズンよりも落ち着いてボールを動かせており、良い緊張感を保てているようだ。

FW: ピアツァ 6.0
 72分からディバラに代わって出場機会を得る。持ち味である柔らかいタッチを活かし、後ろからの浮き球をトラップしてシュートを放つも、枠を外してしまった。良い印象を持たれている中で結果を示したいところだ。

FW: マンジュキッチ 6.0
 81分からイグアインとの交代で出場。前線からのチェーシングを行い、レミナのゴール(公式記録はオウンゴール)をアシスト。ピアツァのスルーパスに上手く抜け出してシュートを放つなど、良いアピールを続けていた。

 

アッレグリ監督 7.0
 「ベタ引きで守るよりも、積極的なプレスの方が効果的」という印象が相手チームに広がりつつある中で、パスによってプレスの効果を無効化する術を持ち合わせていることを発信した。技術志向のチームを目指すのであれば、今日のような試合運びが期待されることになるだろう。

マリアーニ主審 6.0
 試合の序盤は接触プレーのジャッジが定まらないなど力量に不安を残したが、徐々に落ち着き、一定基準での判定を行っていた。荒れる要素の少ない試合内容にもなっていたことも多少は幸いしたと言えるだろう。