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16/17 セリエAライバル診断:インテル・ミラノ

 2016/17 シーズンのセリエAライバル診断。3回目は蘇寧電器グループが新たなオーナーとなったインテル・ミラノです。

画像:インテル・ミラノ(2016/17シーズン)
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 マンチーニ監督が電撃辞任し、デ・ブール監督が就任するなどチームの骨格が定まっていない印象があります。今季の予想フォーメーションは以下のとおりです。

画像:インテル・ミラノの予想フォーメーション(2016/17シーズン)

【予想フォーメーション:4-3-3】
  GK: ハンダノビッチ
  DF: ダンブロージオ、ミランダ、ムリージョ、長友
  MF: ジョアン・マリオ、バネガ、コンドグビア
  FW: カンドレーバ、イカルディ、ペリシッチ

 

 インテルの強みとなるのは豊富な資金を持つオーナーの存在でしょう。資金力を背景に選手を獲得できることはチームにとってプレスになるはずです。

 ただし、UEFA からFFP上の問題があるという理由で監視対象となっていることと、デ・ブール新監督がセリエAの戦術に適応できるかが懸念事項です。

  1. インテルの強み
    1. リーグ屈指の選手層
    2. 多額の補強資金を用意するオーナー
  2. インテルの懸念点
    1. デ・ブール監督の手腕
    2. FFPによる足かせ

 優先的に解決すべき問題は「デ・ブール監督がどのフォーメーションで戦うか」ということです。

 チームの骨格となるシステムが定まれば、安定した強さを発揮するでしょう。しかし、手間取るような事態に陥れば、ドタバタ劇が繰り広げられる可能性もあります。

 

 注目すべきは、バネガ選手が攻守両面でのパフォーマンスです。セビージャ時代は「トップ下で起用するには得点力が物足りず、アンカーで起用するには守備力が少なすぎる」という評価でした。

 ピルロ選手と似たタイプになると思われますが、バネガ選手と心中する覚悟をチームが持ち、“バネガ・システム” を確立することができるかが試金石と言えるでしょう。

 メデル選手をアンカーに起用すると守備は強固になりますが、攻撃が単発になりやすく、昨シーズンはそれが原因で中盤以降に失速することとなりました。この改善点をどう対処するかが新監督の腕の見せ所になると思われます。