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【コラム】2016/17 シーズンのユベントスが使用するフォーメーションは?

 2016/17 シーズンが開幕したということで、ユベントスが今シーズンに起用すると予想されるフォーメーションについて考察してみたいと思います。

画像:ユベントス(2016/17シーズン)
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3-5-2


 昨シーズンの基本フォーメーションとなった 3-5-2 ですが、今季も利用頻度は高いと思われます。

画像:3-5-2が使用された際の先発予想メンバー

  GK: ブッフォン
  DF: バルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ
  WB: ダニ・アウベス、アレックス・サンドロ
  MF: ケディラ、ピアニッチ、マルキージオ
  FW: ディバラ、イグアイン

 新加入選手以外はこのシステムでプレーした経験があること、セリエAで結果が出ていることが大きな理由です。また、新たに選手補強をする必要がないこともメリットです。

 手堅く勝点を積み重ねるのであれば、絶対に外すことができないフォーメーションと言えるでしょう。

 

4-3-1-2 (or 4-3-2-1)


 アッレグリ監督が好んで使う 4-3-1-2 も、使おうとする頻度は高いと言えるでしょう。そのためには「トップ下をどうするのか」という問題を解決しなければなりません。

画像:4-3-1-2が使用された際の先発予想メンバー

  GK: ブッフォン
  DF: ダニ・アウベス、ボヌッチ、ベナティア、アレックス・サンドロ
  MF: ケディラ、ピアニッチ、マルキージオ
  OMF: ディバラ(ピアツァ)
  FW: ディバラ(マンジュキッチ)、イグアイン

 今夏はトップ下でもプレーができるピアニッチ選手を獲得しましたが、レジスタの位置で起用する方針を固めています。ディバラ選手が攻撃時にトップ下の役割を担うことはできますが、守備でのマイナスをどう解決するかが課題と言えるでしょう。

 1トップ2シャドーという形を採り、ディバラ選手とピアツァ選手がシャドーのポジションに入る可能性の方が高いと思われます。クアドラード選手を再獲得すれば、このシステムも現実味を帯びることでしょう。

 

4-3-3


 サイドに張って待つタイプの選手が少ないユベントスでは頻繁に利用するフォーメーションであるとは言えません。しかし、相手の守備を広げるという目的で用意している可能性は大いに存在します。

画像:4-3-3が使用された際の先発予想メンバー

  GK: ブッフォン
  DF: ダニ・アウベス、ボヌッチ、キエッリーニ、アレックス・サンドロ
  MF: ケディラ、ピアニッチ、マルキージオ
  FW: ディバラ(クアドラード)、イグアイン(マンジュキッチ)、ピアツァ

 4-3-3 を戦術として組み込むのであれば、得点力の高いウィンガーは必須となります。右WGはディバラ選手やクアドラード選手が担当するとして、左WGとして起用されることが考えられるピアツァ選手がどのぐらいインパクトを残せるかがポイントになるでしょう。

 すべてのフォーメーションを同時に成熟させることはできません。そのため、3-5-2 や 4-3-1-2 の次という位置付けになると思われます。

 

 今季のユベントスが改善しなければならない点は「CKなどセットプレーでの守備」です。基本的にマンマークで守っているのですが、ポグバ選手とリヒトシュタイナー選手が担当していた部分を上手くアレンジする必要があります。

 ディバラ選手がコーナーアーク付近に立ち、CF(マンジュキッチ選手やイグアイン選手)がニアサイドでガードストーンとして構える部分は同じです。

 しかし、エリア内でクロスをはじき返していたポグバ選手(191cm)とリヒトシュタイナー選手(183cm)が抜けた穴は無視できるものではありません。“高さ” での優位がなくなった点を “守り方” でカバーすることが求められていると言えるでしょう。

 どのようにチームを成熟させていくのかが楽しみです。