ユベントスは公式サイト上でレアル・マドリードが買い戻しオプションを行使したモラタ選手の移籍による収支を発表しました。
公表された内容は次のとおりです。
トリノ、2016年7月6日 ー レアル・マドリードが選手アルバロ・モラタの買い戻しオプションを行使したことに伴い、ユベントス・フットボールクラブは以下のとおり、報告致します。
選手移籍に伴い、3000万ユーロが2年に渡り支払われます。ユベントスが所有していた同選手獲得に要する費用(1070万ユーロ)を考慮する必要があります。
なお、この取引により、2016/2017 は約1600万ユーロのポジティブな経済効果が現れ、2016/2017 および 2017/2018 年度の財務期間で合計1930万ユーロの純収益が生み出されることになります。
買い戻しオプションに必要な金額が3000万ユーロと市場価格よりもリーズナブルであったため、権利が行使されることは規定路線となっていました。
1000万ユーロ前後で “拒否条項” を契約時に加えることができていれば、買い戻されることはなかったでしょう。同じような形で契約を結ぶ際に「買い戻しオプションの権利消失条項」を加えることで、再発を防ぐことができると思われます。
チームに所属するFWを見渡しますと、モラタ選手が加入した当時の年齢と近い若手選手を獲得し、ユベントスで飛躍させることが求められていると言えそうです。
“逸材” と称賛されている有望株選手の中から、チームが探し求めているタイプの選手を獲得することが求められています。モラタ選手がチームに残した移籍金でバランスの良い選手層を保つことができるかが鍵になっていると言えるのではないでしょうか。