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ヴォルフスブルク、ザザに移籍金2000万ユーロを提示

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ヴォルフスブルクがザザ選手獲得に移籍金2000万ユーロを提示し、ユーロ終了後に本格的な交渉を希望しているとのことです。

画像:ヴォルフスブルクからの関心が伝えられたザザ
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 モラタ選手の買い戻しをレアル・マドリードが行使することを正式発表したため、ザザ選手のFWとしての序列はチーム3番手です。

 そのこともあり、ユベントスはザザ選手を “売却不可の選手” とは定義していないはずです。満足できる移籍金が提示できていれば、交渉に応じるでしょうが、2000万ユーロという提示金額は少ないという理由で断られることになるでしょう。

 なぜなら、ザザ選手には放映権料が高騰するプレミアリーグ勢からも関心が寄せられており、移籍金の額を引き下げる理由がユベントス側には存在しないからです。

 おそらく、2500万ユーロは要求することになると思われますし、そうなるような活躍をユーロ 2016 で見せて欲しいとチームは期待しているものと思われます。

 

 ヴォルフスブルクは今季ブンデスリーガ8位と精彩を欠いたため、ヨーロッパの舞台を戦うことはできません。

 CFはクルーゼ選手とドスト選手がプレーしていたのですが、共に2桁得点には届かなかったため、FWの入れ替えを真剣に考える動機は十分にあります。また、クルーゼ選手はピッチ外でも騒動を起こした関係から、チーム上層部が覚えはあまり良くないでしょう。

 「ユーヴェ残留が目標」と記者会見で口にしたザザ選手がヨーロッパのコンペティションに出ることができないチームに移籍する可能性は低いと思われます。

 給与面での待遇が良いのであれば、それも立派な理由となりますが、親会社(=フォルクスワーゲン)が抱えている問題を考えると、移籍の実現度は低そうです。

 

 ザザ選手が移籍するかは「モラタ選手の代わりにユベントスがどの選手獲得するのか」という点に尽きるでしょう。新チームが始動する時点で明らかにザザ選手より高い序列と見られる選手が加入すれば、移籍を決断することになるのではないでしょうか。