カンピオナート・プリマベーラを締めくくる決勝トーナメントの火蓋が切って落とされ、ユベントスはファビッリ選手の2ゴールなどでエンポリを 4-2 で下し、準決勝に進出しました。
準決勝ではアタランタを下したトリノと対戦する組み合わせとなっています。なお、エンポリ戦に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: アウデーロ |
DF | 21: リロラ・コソク、19: ロマーニャ、6: ブランコ・モレーノ、3: ザッパ(86' 4: コッコロ) |
MF | 7: マツェク、16: ボヴェ(55' 14: トゥレ )、22: カッサータ、8: カスタノス |
FW | 24: ポッゼボン(90' 29: モイーズ・ケン)、9: ファビッリ |
ユベントスのグロッソ監督はカスタノス選手をトップ下に配置する 4-3-1-2 を選択。最前線のファビッリ選手が攻撃陣を牽引する形を採用し、一発勝負のトーナメント戦を迎えます。
試合は両チームが勝利を目指し、攻撃的なスタイルで撃ち合う激しい展開となります。まずは13分、左サイドのカッサータ選手からの折り返しのこぼれ球をリロラ・コソク選手が拾い、マツェク選手へスルーパス。ダイレクトで放たれたシュートはGKに阻まれたものの、決定機を作り出します。
すると、22分にその勢いのまま、ユベントスが先制に成功。右サイドを駆け上がったリロラ・コソク選手からのクロスをマツェク選手がつなぎ、最後はファビッリ選手が押し込み、リードを奪います。
Ecco il gol di #Favilli. Al Ricci, #JuventusEmpoli 1-0 pic.twitter.com/qmxwvCpVBR
— Sportitalia (@tvdellosport) 2016年5月29日
ところが、ラインが高くなった守備陣の裏をエンポリに突かれると、36分には同点に追いつかれてしまいます。
左サイドからのクロスでダイレクトシュートを打たれると、一度はアウデーロ選手が弾くものの、エンポリの2選手にゴール前に詰められ、最後はベッリーニ選手に押し込まれ同点とされます。40分にはFKからのトリックプレーで1対1のピンチを迎えるも、アウデーロ選手が守りきり、前半を 1-1 で折り返します。
後半、先にスコアを動かしたのはユベントス。56分にカウンターでカッサータ選手が持ち上がると、右サイドのファビッリ選手に展開。ファビッリ選手がGKとDFの間に入れたクロスをポッゼボン選手が押し込み、リードを奪うことに成功します。
しかし、62分には高いDFラインの裏へ出されたスルーパスに反応したピウ選手に決められ、再び同点とされてしまいます。
勝ち越しを狙ったユベントスは65分と73分にチャンスが訪れるも、ゴールを決めきれず、時間だけが経過します。
それでも77分にカスタノス選手からのパスを受けたファビッリ選手が左足でゴールを決め、リードを奪うと、89分にはセットプレー崩れからカスタノス選手が放ったシュートがポストに当たった跳ね返りをカッサータ選手が押し込み、試合を決定付けました。
この結果、ユベントス・プリマベーラは準決勝に進出することが決定し、アタランタを 1-0 で下したトリノと決勝進出を賭けて対戦することとなりました。
準決勝はサッスオーロの本拠地マペイ・スタジアムで現地時間6月1日 20:30 にキックオフされる予定となっています。