スペインの『スポルト紙』によりますと、マスチェラーノ選手（バルセロナ）には獲得オファーが１件だけ来ており、オファーしたチームはユベントスだとのことです。
１年前にもマスチェラーノ選手獲得の噂が流れましたが、当時とそれほど大きく変わっていません。
まず、マスチェラーノ選手とバルセロナの契約は2018年まで存在します。１億ユーロの契約解除条項が存在すると『スポルト紙』は報じていますが、ユベントスがその金額を出す気はないでしょう。
また、バルセロナのチーム事情からも、マスチェラーノ選手を放出する理由が見当たりません。
１つ目は「セルヒオ・ブスケツ選手の去就」です。ブスケツ選手は2019年までの契約を持っていますが、昇給を伴う契約延長交渉が進んでおらず、今シーズンでの退団する可能性が指摘されています。ブスケツ選手の位置でプレーできるマスチェラーノ選手も揃って退団する事態は避けようとするでしょう。
２つ目は「ピケ選手とコンビを組むＣＢの目処が立っていないこと」です。ＣＢのレギュラーとしてプレーしているマスチェラーノ選手が抜けることは痛手であり、移籍を容認する姿勢をクラブが見せることはないと思われます。
ユベントス側の都合だけで見れば、マスチェラーノ選手は「補強できるのであれば、補強したい選手」と言えるでしょう。
マルキージオ選手不在の中で 2016/17 シーズンの前半戦を戦わなければなりません。マスチェラーノ選手ほどの即戦力選手であれば、ケディラ選手と同様にコンディションさえ整っていれば、シーズン序盤から起用することになると考えられるからです。
セリエＡでのプレーを希望するコメントを口にし、中盤での起用を希望する選手の願いを叶えることはできるでしょう。しかし、実際にユベントスに加入するかはバルセロナのチーム事情が大きく影響するのではないでしょうか。
