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【採点】 2015/16 セリエA第34節 ユベントス対ラツィオ

 水曜日に行われたセリエA第34節ラツィオ戦はマンジュキッチ選手とディバラ選手の2ゴールにより 3-0 で勝利しました。

画像:先制ゴールを決めたマンジュキッチ

 試合に先発した両チームの選手は以下のとおりです。

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画像:2015/16 セリエA第34節 ユベントス対ラツィオ
表1:先発メンバー(2015/16 セリエA第34節 ラツィオ戦)
  Juventus
[3-5-2]
SS Lazio
[4-3-3]
GK 1: ブッフォン 画像:キャプテン 22: マルケッティ
DF 15: バルザーリ
19: ボヌッチ
24: ルガーニ
4: パトリック
2: フート
18: ジェンティレッティ
19: ルリッチ
MF 26: リヒトシュタイナー
6: ケディラ
11: エルナネス
10: ポグバ
12: アレックス・サンドロ
23: オナジ
20: ビリア 画像:キャプテン
16: パローロ
FW 17: マンジュキッチ
21: ディバラ
10: フェリペ・アンデルソン
9: ジョルジェビッチ
14: ケイタ

 ユベントスは 3-5-2 を継続。メンバーの入れ替えは WB の2選手と、負傷したマルキージオ選手の代わりにエルナネス選手が入った他はパレルモ戦と同じメンバーが名を連ねます。

 対するラツィオは 4-3-3。こちらは招集外となったカンドレーバ選手以外は前節エンポリ戦と同じ選手が並び、フェリペ・アンデルソン選手が先発に起用されました。

 

 試合はアウェイのラツィオがボールを持ち、ユベントスが相手を出方を伺う展開でスタート。だが、地力で勝るユベントスが徐々に主導権を奪いかえす。

 リヒトシュタイナーの折り返しからのディバラのシュート、21分にポグバがフリーで放ったシュートはいずれもマルケッティにセーブされ、ラツィオ守備陣を崩すことはできない。それでも、39分にユベントスが先制に成功する。

 エルナネスの CK をファーサイドにいたポグバがシュート性のクロスで折り返すと、中で待っていたマンジュキッチが押し込み、前半を1点リードで折り返す。

 ユベントスは後半開始5分で試合の行方を決定づける。49分に抜け出したディバラをパトリックが両手で引っ張り、2枚目のイエローカードを受け、退場となる。このプレーで得たセットプレーから放たれたエルナネスの FK はマルケッティが何とか CK に逃れる。

 その CK からの混戦でジェンティレッティがボヌッチを引っ張って倒してしまい、PK を献上。これをディバラがゴール左に蹴り込み、2点差とする。

 さらにユベントスは64分にマンジュキッチのスルーパスに反応したケディラが中央に折り返し、走り込んだディバラが右足での今季初ゴールが決まり、試合はこのまま終了。ナポリとの勝点差9を維持することを成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督への採点は以下のとおりです。

GK: ブッフォン 6.0
 守備陣が奮闘していたこと、後半早々に相手が10人になったため出番は限定されていた。

DF: バルザーリ 6.5
 左サイトを主戦場にしたケイタに自由を許さず、ラツィオ攻撃陣にリズムを与えなかった。

DF: ボヌッチ 6.5
 中央を封鎖し、ピンチの芽を事前に摘み取る。セットプレーではゴール前で驚異となり、試合の行方を決定づける PK も獲得した。

DF: ルガーニ 6.0
 フェリペ・アンデルソンの驚異を消し、3バックの中央に入ったり、4バックにスライドした一員としてプレーしたりと DF で求められる内容を着実に遂行した。

WB: リヒトシュタイナー 6.5
 右サイドで上下動を繰り返し、クアドラードとは異なる持ち味を存分に発揮した。ケディラとの連携も上々で攻撃の起点となっていた。

MF: ケディラ 6.5
 良好なフィジカルコンディションを維持できているようで、ピッチの広い範囲で存在感を発揮していた。ポグバとディバラにそれぞれ決定的なラストパスを供給した内容は高評価だ。

MF: エルナネス 6.0
 気負いもなく、レジスタの位置で持ち味を発揮できていた。シーズン序盤のプレー内容から大きく飛躍しており、セットプレーでは驚異となっていた。

MF: ポグバ 6.5
 中盤でいつも通りの違いを見せつけた。ケディラからのクロスを合わせ切れなかったことだけがミスらしいミスと言えるだろう。

WB: アレックス・サンドロ 6.5
 献身的な守備を行うとともに、左サイドを突破し、決定的なクロスを何本も供給し続けた。得点が決まっても不思議ではないプレーの質であり、批判される内容は何もない。

FW: マンジュキッチ 7.0
 ストライカーとして正しい場所に正しいタイミングで陣取り、ゴールをこじ開けることに成功した。また、3点目の起点となっており、攻撃の驚異となっていたと言えるだろう。

FW: ディバラ 7.5
 前半では2本ほど決定的なシュートを放ったが、いずれもマルケッティのファインセーブに遭い、得点できなかった。しかし、後半はPKにつながるFKを得るドリブルを始め、2得点を上げ、完全復調を大いにアピールした。

 

【交代選手など】

MF: ストゥラーロ 6.0
 70分にケディラと交代で出場。中盤での汗かき役を担ったが、イエローカードを受け次節出場停止。だが、同じプレーを前半にしたビリアは警告を受けていないのだから責めるのは酷だ。

FW: ザザ 6.0
 ディバラと交代で75分から出場する。持ち味のダイナミックな面を見せていたが、アサモアからのリターンを得たシーンでは得点を決めておきたかったと言えるだろう。

MF: アサモア ー
 ポグバに代わり82分から出場機会を得る。短い時間であったが、DF ラインからのロングボールを引き出すため裏への走り出しを欠かさず行うなど持ち味をアピールできていた。

 

アッレグリ監督 7.0
 新監督となったラツィオのスタイルに順応し、前半途中からは終始相手を圧倒する試合運びに成功した。選手間での競争も健全に行われているようであり、上手くマネジメントできていると言えるだろう。

マッツォレーニ主審 5.5
 カードの提示という点で評価が割れるだろう。ビリアのプレーでカードを出さないのであれば、ストゥラーロにも出すべきではなかった。ただ、パトリックへの2枚のカードやPK宣告の判断は間違っておらず、そう判断しない方が問題と言うべきレベルだった。