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サッリの事実誤認発言にイグアインの大立ち回り、スクデットの重圧がナポリを追い込む

 2位のナポリが16位に低迷するウディネーゼに不覚を取ったことで、ユベントスがスクデットに向けて大きく前進しました。

画像:トゥット・スポルト

 ただ、サッリ監督とイグアイン選手が今シーズンの内容からは想像できないミスをしていることを考えるとかなりの重圧がかかっていると言えるでしょう。

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 まずはサッリ監督が前日会見で行った以下の発言です。

 「しつこく言わなければならないが、我々がユーヴェの後に試合をするのは明日で6試合連続だ。論争にするつもりはないが、事実としてのデータだよ。

 チームの自信を損ないかねない重荷だが、幸い今のところはそうなっていない。もはや慣れているし、後から試合を行うことが大好きになったと言えるほどだ」

 Goal.com が報じたこのサッリ監督の発言ですが、完全な事実誤認です。

表1:ユベントスなナポリの対戦カード
大会名 日時 対戦カード
Serie A 25 2月13日 ユーヴェ 対 ナポリ
UEFA EL R.32 2月18日 ビジャレアル 対 ナポリ
Serie A 26 2月19日 ボローニャ 対 ユーヴェ
2月22日 ナポリ 対 ミラン
UEFA CL R.16 2月23日 ユーヴェ 対 バイエルン
UEFA EL R.32 2月25日 ナポリ 対 ビジャレアル
Serie A 27 2月28日 ユーヴェ 対 インテル
2月29日 フィオレンティーナ 対 ナポリ
Coppa SF.2 3月2日 インテル 対 ユーヴェ
Serie A 28 3月5日 ナポリ 対 キエーボ
3月6日 アタランタ 対 ユーヴェ
Serie A 29 3月11日 ユーヴェ 対 サッスオーロ
3月13日 パレルモ 対 ナポ
UEFA CL R.16 3月16日 バイエルン 対 ユーヴェ
Serie A 30 3月20日 トリノ 対 ユーヴェ
3月20日 ナポリ 対 キエーボ

 ユベントス対ナポリ戦が行われたのは第25節でしたが、第28節ではナポリが先に試合をしています。キエーボをスタディオ・サン・パオロに迎えたナポリの試合は土曜日のナイトマッチだった一方、ユベントスはアタランタと日曜日午後の試合を戦いました。

 木曜日に開催されるヨーロッパリーグを戦っていたナポリのリーグ戦が月曜日に開催されたことはレガ・セリエAからの配慮でしょう。その代わり、第28節ではナポリの試合を先に開催しています。

 このことからも、サッリ監督の主張が間違いであることは明らかです。主張内容の誤りを認めることができなければ、発言の説得力はますますなくなることでしょう。

 

 また、イグアイン選手の大立ち回りもチームをさらなる苦境に追い込むことになると思われます。

 3-1 と2点リードを許した状態でオフサイドの判定に怒り、ボールをピッチに叩きつけ、1枚目のイエローカード。その15分後にクリアしようとしたフェリペ選手に蹴られたことに対して、報復を敢行。イッラーティ主審が見ていたこともあり、2枚目のイエローが提示され、退場となりました。

 「あいつはバカだ」とリッツォーリ主審に述べたケディラ選手が2試合の出場停止ですから、主審を小突く暴力行為を行ったことも加味されるであろうイグアイン選手へのペナルティはそれよりも重くなるでしょう。

 

 メディアが “ナポリ・クライシス” と銘打ち、大きく騒ぎ立てることが予想されます。この土壇場からサッリ監督がチームを立て直せるかが鍵になります。

 イグアイン選手が不在となる期間にチームとして機能させることができるのか、監督の手腕とチーム力にかかっていると言えるでしょう。