トリノダービーではリッツォーリ主審のジャッジを始め、試合中の出来事がメディアを騒がしていますが、試合前にトリノサポーターが問題を起こしていたことはあまり取り上げられていません。
昨年に続き、ユベントスのチームバスがトリノサポーターから襲撃されたことは問題視すべきでしょう。
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「過激なサポーターがいる」という認識程度で、それほど問題視されていないことがセリエAが凋落する要因にもなっていると思われます。
少なくとも、トリノ主催試合でのトリノダービーでアウェイチーム(ユベントス)のチームバスが2年連続で襲撃されたことは異常だと言わざるを得ません。昨年はユベントスセクションから投げ込まれた “紙爆弾” でユベントススタジアムのセクションが閉鎖されましたが、管理権限を持つトリノにはペナルティは下されませんでした。
ケディラ選手がリッツォーリ主審に発言した内容や、ボヌッチ選手が主審を威嚇した態度などをメディアは盛んに報じていますが、暴力行為を批判する声が上がっていないことは問題だと言わなければなりません。
「選手に危害は加えられていないのだから、一線は越えていない」という論理もありそうですが、暴力行為という点では50歩100歩と見なされるでしょう。このような愚かな振る舞いに対して、リーグ全体で厳しく取り組まない限り、セリエAがヨーロッパトップに返り咲くことは難しそうです。