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2015/16 シーズンのセリエA放映権料、ユベントスは昨シーズンより分配増へ

 サッカークラブにとって、テレビ放映権収入はスポンサー収入と並ぶ大きな収益源です。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がセリエAの新しいテレビ放映権料についての分配シミュレーションを行っていましたので内容を紹介します。

画像:ラウラ・バースさん
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 テレビ放映権ですが、全額をセリエAのチームで分配する訳ではありません。リーグ側が下部リーグなどにも分配を行うなど必要経費分を除いた額が分配されることになります。

 ガゼッタ紙によりますと、2015/16 シーズンは11億6900万ユーロの放映権収入があり、9億2430万ユーロがセリエAのチームに分配されるとのことです。なお、分配方法の概要は次のようになっています。

  • 40% は(メランドリ法に基づき、)均等に分配
  • 30% は管轄エリアを基本に分配
  • 30% は成績に準じて分配
    • 全体の 10% は 1946/47 シーズンからの歴史により分配
    • 全体の 15% は過去5年の成績によって分配
    • 全体の 5% は今シーズンの成績で分配

 可能な限り均等に分配することが理想なのですが、多くの視聴契約が見込める人気チームへの配慮や成績によってどのように差を設けるのかがリーグ側の “腕の見せ所” と言えるでしょう。

 

 (この分配案が承認された場合、)ユベントスに分配されるセリエAとコッパ・イタリアの放映権は1億310万ユーロになると『ガゼッタ紙』は報じています。この数値は前年と比較すると約1000万ユーロ増と見積もられており、ポジティブなものとなっています。

 この分配案では、ミランは8030万ユーロ、インテルは7820万ユーロになると予想されています。両チームの差は過去5年の最高成績が大きく影響しているとのことです。
 ※ミランの最高成績は 2011/12 の2位だが、インテルは 2013/14 の5位

 ちなみにローマは7270万ユーロ、ナポリには6970万ユーロになる予定とのことです。セリエAだけに限った話ではありませんが、自国以外に放映権を良い値段で販売できるかが今後の鍵になると思われます。