ユベントスのマロッタ GM が RAI.tv の番組『パーラメント』で、移籍市場で他のクラブから興味を示されているアッレグリ監督・ディバラ選手・ポグバ選手について語っていましたので、概要を紹介します。
ジュゼッペ・マロッタ GM：
「物事が順調なら、監督の価値は上昇するものです。
ユーヴェは監督にとっても到達点であり、世界最高のクラブの１つです。ユベントスより偉大なクラブを見つけることは簡単ではありません。（ユーヴェでの）サイクルが終わったとか案じない限りはです。
アッレグリはユベントスでは２年目ですし、勝者のサイクルを（ユベントスで）続けることが可能です。そして、私は最近の記者会見で彼自身が（続けるという意志を）明確にしてきたと解釈しています。
ー いつかコンテがトリノに戻って来るでしょうか？
コンテはユベントスで大きな成功を納め、実績を残しました。彼はここで３シーズン過ごし、そして多くのことを勝ち取ったのです。
そのサイクルは終焉したと見ることが普通でしょう。彼は代表監督の座に就いていますが、彼との関係は良好なままです。
偉大なクラブが彼の就任を考えているという噂が存在するという事実は、（コンテを監督に起用するという）私達の選択が正しかったという証明でもあるのです。
復帰についてはお決まりの “なきにしもあらず ” です。いずれにせよ、私達のコーチ（＝アッレグリ監督）が私達とともに残ることが優先事項です。私はアッレグリが私達と何年にも渡って前に進んで行くと確信していますよ。
ー ディバラに4000万ユーロはリスキーだったのでは？
ディバラ獲得は熟慮を重ねた上でのことでした。しかし、リスクが伴っていたことは事実です。
ですが、私達はクラブの将来を体現できる非常に重要な選手を選んだことを知っていました。パレルモからユーヴェに移籍することは大きな飛躍です。
選手はベストな形でその一歩を踏み出しました。彼はベストプレーヤーの１人ですが、まだまだできる選手です。その彼を売りに出す考えはユーヴェの頭にはありません。
ー ポグバについて
ポグバは偉大な選手であり、ユベントスに今より多くのことをもたらすことができる選手でもあります。若い選手ですので、パフォーマンスが上下することはあります。しかし、彼がミスをしたということは彼が行動を起す勇気を持ち合わせていたことを意味しているのです。
彼はクラブにとって重要な資産です。ですから、クラブは彼をしっかり確保しておくことでしょう。
私達は（選手売却によって）大きな利益を得ることよりも、グループを結びつけようとしています。ザザに対する3000万ユーロのオファーやルガーニに対する2000万ユーロのオファーを拒否してきたのですから。
ー シーズン序盤は大きな批判も受けました
私は長年サッカーに携わってきましたが、早急に判断することはこの世界では不可欠です。私達は選手・人の両面で置き換えることが難しいビダル、ピルロ、そしてテベスといった重要な選手を失ったことで困難に見舞われました。
私達は才能のある選手、経験は少なくても、このクラブの現在と将来を背負って立つことができる若手選手を選んだのです。
ー クアドラードの件は？
私達は彼をローンで獲得するチャンスを得たのです。
私達は（買取を）検討していますが、チェルシーとの間には紳士協定があります。彼はアッレグリのチームに違いをもたらすことができる選手ですから。
ー バイエルン戦が目前に迫ってきました
チャンピオンズリーグとは異なり、リーグ戦はベストチームが常に勝つというステージレースです。チャンピオンズリーグでは運や偶然に左右される場合があります。
私達はリーグ戦で連勝中という状況でバイエルン戦を迎えますし、今シーズン初めてリーグ首位に立ったチームという上り調子であることも言えます。
まずは（金曜日の）ボローニャ戦です。私達はまず良い時期を過ごしているチームから与えられる課題を突破しなければなりません」
