ユベントス・プリマベーラはビノーボで行われた TIM カップ準決勝フィオレンティーナ戦(2nd Leg)に 3-1 で勝利し、2戦合計 4-1 でインテルの待つ決勝に駒を進めました。
この試合に出場したユベントスの選手は次のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: アウデーロ |
DF | 2: リロラ・コソク、5: ロマーニャ (C)、6: ブランコ・モレーノ、3: コッコロ |
MF | 7: マチェク、10: クレメンツァ、8: カスタノス('90 17: トゥレ) |
FW | 4: カッサータ、9: モルゼッリ('64 20: モイゼス・ケン)、11: バダラ('78 22: ポッゼボン) |
ユベントス・プリマベーラは先週末に行われたリーグ首位攻防戦となったエンテッラとの一戦で良いプレーを見せた選手を軸に置き、第1戦で先勝していることを踏まえた上で試合に臨みます。
強風で有名なプレミアリーグ・ストークの本拠地ブリタニアを彷彿させるような風が吹く中で行われた一戦は互いに攻撃な面を押し出す形で始まる。
先制に成功したのはユベントス。16分にビルドアップのボールが GK と DF の中途半端な位置に戻ったことを見逃さなかったバダラ選手がエリア内で倒され、ユベントスが PK を獲得。この PK をクレメンツァ選手が左足でゴール右上に蹴り込み、先制に成功した。
勢いづいたユベントスは右サイドに展開したマチェク選手のクロスがループシュートの形でゴールに迫るも、これはクロスバーに弾かれる。
すると、38分にフィオレンティーナが試合を振り出しに戻すことに成功する。クリアボールを拾ったバング選手がユベントスの右サイドから切れ込み、中央に折り返し。そのボールを受けたミネッリ選手が右足でのシュートフェイントから左足でニアサイドの上を打ち抜き、同点に追いついた。
後半も前半と同様に両チームとも得点を狙った激しい展開が続く。その中で勝ち越しに成功したのはユベントスだった。
58分、大きく空いた左サイドのスペースに出たパスにバダラ選手が走り込み、右足で中央で待つモルゼッリ選手に丁寧なラストパス。受けたモルゼッリ選手はトラップから左足でゴールに流し込み、ユベントスが勝ち越した。
勝ち抜けには2点が必要となったフィオレンティーナが攻勢を強めるも、アウデーロ選手の守るゴールをこじ開けることはできない。すると、アディショナルタイムに決定的な3点目が生まれる。
93分、カッサータ選手がセンターライン付近でボールを奪うことに成功し、エリア前まで素早く持ち上がる。パスを受けたモイゼス・ケン選手はトラップがやや大きくなるも、素早く右足つま先で押し込み試合を決定づけた。
試合後、グロッソ監督は次のようにコメントしています。
ファビオ・グロッソ監督:
「決勝は全員の夢ですし、勝ちたいという気持ちとそのためのアイデアを持って、その舞台に立ちたいと思います。フィオレンティーナは良いチームでしたが、私達も上手くプレーしました。
決勝にたどり着いたことを誇らしく思います。特に昨シーズンは残念な形で大会を去ることになりましたから尚更です。選手たちにはまだまだ成長の余地があります。ですが、今日の試合では展開を上手く読むことができていましたし、すばらしい内容でした。
私達はクォリティを兼ね備えた選手たちがいますし、きちんとしたプレーや試合に臨む正しい態度であるかを見ています。現在、将来ともに価値のあることを見たいと思っています」