トップチームが連勝記録を伸ばす中で、プリマベーラも順調に勝ち星を積み重ねています。第16節でトラパーニのホームに乗り込んだユベントス・プリマベーラは 0-2 の勝利で終え、次節ヴィルトゥス・エンテッラとの首位攻防戦を迎えることとなります。
この試合に出場したプリマベーラの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: アウデーロ |
DF | 2: リロラ・コソク、5: ロマーニャ (C)、6: ブランコ・モレーノ、3: コッコロ |
MF | 4: カスタノス、7: ボヴェ、10: クレメンツァ('86 17: トゥレ) |
FW | 8: バダラ、9: モルゼッリ('80 18: カッサータ) 11: ディ・マッシモ('61 14: ペッリーニ) |
ユースチームを率いるグロッソ監督はミッドウィークに行われたコッパ・イタリア(フィオレンティーナ戦)の影響を考慮し、システムとメンバーを変更します。
中盤を正三角形の形に配置し、最前線はウィンガーを活かす形の3トップを採用。攻撃時は 4-2-1-3 となるような布陣でシチリア島での一戦に臨みます。
試合は両翼を担当する選手が躍動します。
「セリエDからユベントス入り」というニュースでイタリア中の注目を集めたディ・マッシモ選手が30分にバダラ選手の左からのクロスを押し込み、ユベントス加入後の初得点を記録。その7分後にはコッコロ選手からのクロスをリロラ・コソク選手が決め、リードを広げることに成功しました。
後半は回復目的と位置づけたプレーが優先されたため、スコアが動くまでには至らず。それでも、ユベントス・プリマベーラはクリーンシートを達成し、次節エンテッラ戦を良い状況で迎えることとなります。
1月にユベントスに加わったアレッシオ・ディ・マッシモ選手が先発起用されたのはこの試合が初めてです。その試合で結果を出すことができたのですから、好スタートと言えるでしょう。
「パウロ(・ディバラ)とプレーできることを望んでいる」とコメントしていると『ガゼッタ紙』が伝えています。成長し続けることができれば、その希望が現実のものになるのは時間の問題です。
ディ・マッシモ選手の “シンデレラ・ストーリー” が “サクセス・ストーリー” になることを期待したいと思います。