ユベントスは現地時間11月9日付けで、9月30日締めの『2015/16年における第1四半期決算』を発表しました。プレスリリース(PDF:英語版)はこちらから。
収益が1億500万ユーロと、前年比 97% の伸びを見せ、好調さを伺わせる結果となっています。
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項目 | 2015/16 | 2014/15 | 変化量 | % |
---|---|---|---|---|
収益 | 105.0 | 53.3 | 51.7 | +97.0% |
事業費 | (76.5) | (62.3) | (14.2) | +22.8% |
償却費 | (18.4) | (15.5) | (2.9) | +18.7% |
経常外収益 | 10.6 | ー | 10.6 | n/a |
事業収支 | 20.7 | (24.5) | 45.2 | n/a |
四半期損益 | 16.8 | (28.6) | 45.4 | n/a |
リーグ戦の成績は期待外れの出来でしたが、その一方でクラブの四半期決算はすばらしいスタートを切っています。全体の収支として、1680万ユーロの黒字を計上できたことは大きいと言えるでしょう。
昨年度と比較して、テレビ・ラジオの放映権が1600万ユーロの増加、選手の肖像権が2800万ユーロの増加と、これら2項目が飛躍的に伸びたことが収益の大幅アップに寄与したと言えます。
また、株主資本や金融負債額は以下のとおり発表されています。
項目 | 2015/9/30 | 2015/6/30 | 変化量 | % |
---|---|---|---|---|
株主資本 | 61.5 | 44.6 | 16.9 | +37.9% |
純金融負債 | 195.7 | 188.9 | 6.8 | +3.6% |
負債額が前四半期より増加していますが、これは『Jビレッジ』を建設するための銀行からの借入金が増えたことに起因するものと注釈があります。
返済を行うためのエンジンとなるのはリーグ戦の成績であり、チャンピオンズリーグでの成績なのですから、トップチームにはそのことを自覚して試合に臨んで欲しいとファンは思っているのではないでしょうか。