インテルとのイタリア・ダービー後にレオナルド・ボヌッチ選手が『メディアセット』にコメントした内容を『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じています。
レオナルド・ボヌッチ選手:
「ユベントスの状態はコップの半分が水で満たされているのと基本的に同じです。
私達には試合に勝利するチャンスがあっただけに皮肉なものです。ですが、ソリッドな面を示せたことはプラスです。ザザやモラタが前線からプレスを行い、MF たちも同様でした。
私達はユベントスで、勝利することが義務づけられています。言い訳などありませんし、アリバイ作りは敗者のすることです。ユベントスである以上、勝利を取り戻さなければなりません。勝つことなくして勝ち取れないのです。
開始1秒から最後の1秒まで集中を切らしては行けません。ユベントスのシャツを着るからには最後まで戦い続ける必要があることを忘れてはなりません」
ボヌッチ選手がキャプテンを務め、ドローに終わった5節フロジノーネ戦後のコメントと比較すれば穏やかになったでしょう。
プロビンチャの3チームをホームに迎え、未勝利であった中で「結果に関係なく声援を送ってこそ本物のファンだ」と発言すれば、批判にさらされるのは当然です。結果を出せていないことへの批判を封じるコメントと捉えられることになります。
『コップ半分の水』ですが、ユベントスの戦力を考えると、『コップ半分しか水が入っていない』と感じるファンが多数派でしょう。残留争いをするチームなら『コップ半分も水が入ってる』と言えるでしょうが、ユベントスはそのようなチームではないはずです。
なお、2015年内の目標は次の2点に集約されるでしょう。
- チャンピオンズリーグで決勝ラウンド進出
- セリエAで首位チームとの勝ち点差『4』以内
上記2点はノルマであり、達成できていなければメディアやファンからの集中砲火を受けて当然です。ちなみに、今季のスケジュールはローマ、ナポリ、インテルといった優勝候補と目されるチームとは先にアウェー戦が組まれているため、多少のビハインドは許容される土壌があります。
まずは試合内容が議題になるレベルの結果を残すことが最優先課題と言えるでしょう。