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移籍ウワサ話 2015年4月第3週

 4月の第3週にメディアで取り上げられたユベントス関係の移籍市場の噂は次のようなものがありました。やはり市場での話の中心はテベス選手の動きに関係したものが多くなっています。

 

1.テベス選手の去就問題


 カルロス・テベス(Carlos Tevez)選手が将来的なボカ復帰を考えていることは誰もが知るところですが、ユベントスとの契約は2016年まで存在しています。選手本人が移籍希望を口にしていない状況下でボカの会長が「テベスは今夏に戻って来る」と口走ったことでユベントスのマロッタGMテベス選手本人が不快感を表明しています。

 選手の引き抜きに関してはルール上は合法であったとしても“敬意”を欠くと、後々の取引に必ず影響します。少なくとも選手が所属クラブと結んでいる現行の契約を軽視するような態度を取ってしまうと、交渉そのものが閉ざされるという話はよくあることです。テベス選手ほどの実績がある選手であれば、選手本人が「今年の夏にボカに復帰したい」と言えばかなりの確率で実現するでしょう。

 本人がその噂を否定し、契約を尊重すると言っているのですから復帰は早くても1年後だと思われます。

 

2.テベス選手の後継者レース、ポールポジションにいるのはカバーニ


 エディンソン・カバーニ(Edinson Cavani)、パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)、ラダメル・ファルカオ(Radamel Falcao)、ゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuaín)。様々な選手名がユベントスの次期フォワード候補として取り上げられています。本命だと目されているのはPSGに所属するカバーニ選手でしょう。

 セリエAで得点王レースをリードするテベス選手の代わりを補強するのですから、得点力を持ち合わせていることが絶対条件になります。その点、カバーニ選手のセリエAでの実績は折り紙付きです。ですが、敏腕代理人のミーノ・ライオラも指摘するように高額すぎるという事実があります。PSGが支払っている高給をユベントスが保証することはできませんし、ナポリファンからすれば、裏切り行為に映ると思われます。

 カバーニ選手は「デ・ラウレンティスが会長職に留まる限りナポリ復帰はない」とコメントしていますが、果たして夏にどういった結末を迎えることになるのかが楽しみです。

 

3.ベンゲルがルガーニ選手をチェック中?


 有望な若手選手と言えば、どこかでアーセナルという名前が出てくるのですが、現在エンポリにローン移籍中のダニエレ・ルガーニ(Daniele Rugani)選手にアーセナルが1000万ポンドを用意しているとイギリスのタブロイド紙『デイリー・スター』が報じています。

 確かにアーセナルのCBはコシェルニーと(スピードの衰えが指摘される)メルテザッカープレミアリーグのチームは30歳を越える選手とは単年度の契約を結びたがる傾向があるため、ベテラン選手がごそっと離脱することがあります。そうなると、ルガーニ選手が欲しいと考えても不思議ではありません。ただ、ルガーニ選手自身が出場機会の確保を求めているという話ですから、アーセナルが獲得するのは容易なことではありません。

 

4.ユベントス首脳陣、中盤にヴィツェル獲得を検討


 ポール・ポグバ(Paul Pogba)選手の引き抜きやアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)選手の引退という話が現実味を徐々に増しつつある中、ユベントスは彼らの後任候補としてゼニトのアクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)選手を狙っているとのこと。

 本職が守備的MFのベルギー人選手であり、ブラジルW杯でも先発起用されていたビッグクラブが狙うであろう選手の1人です。問題はゼニトとの契約が2017年まであることなのですが、ゼニトのメインスポンサーであるガスプロムが財政的な面からチームへの投資額の削減を考えているという話があり、交渉がまとまる可能性もあると言われています。

 ユベントスは1800万ユーロを提示し、ゼニトは3000万ユーロを求めているため隔たりがあるとのことです。もしガスプロムがゼニトへ大金をつぎ込むことにブレーキをかけるのであれば、ヴィツェル選手とともにフッキ選手が移籍市場をにぎわせることになるでしょう。