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ラツィオに快勝し、スクデット獲得へ大きく前進

 セリエAの首位攻防戦、第31節ユベントスラツィオの一戦はカルロス・テベスレオナルド・ボヌッチのゴールで首位ユベントスがホームで 2-0 の快勝で終えた。

 この試合までリーグ戦8連勝と絶好調のラツィオを迎えるユベントスは大方の予想通り 3-5-2 を選択。王者に挑むラツィオも予想された 4-3-3 で試合開始のホイッスルを待った。

JuveLazio

ユベントス 3-5-2:
GK: ブッフォン
DF: バルザーリボヌッチキエッリーニ
MF: パドイン、ビダルピルロマルキージオ、エヴラ
FW: テベス、マトリ

ラツィオ 4-3-3:
GK: マルケッティ
DF: バスタ、サナ、マウリシオ、ブラーフハイト
MF: カタルディ、ビルサ、ルリッチ
FW: マウリ、クローゼ、フェリペ・アンデルソン

 ユベントスは右WBにパドインが、テベスの相棒にマトリが選択されたことを除いては3バック時のベストメンバーが名を連ねた。一方のラツィオは縦に速く攻めることを意識した人選を行った。

 試合は強烈な中盤での潰し合いで幕を開ける。ラツィオは前線から猛烈なプレスをかけ、素早くシュートまで持ち込みたい姿勢を見せるが、ユベントスのディフェンス陣が体を張ってブロックする。激しいタックルもあったが、両チームの選手ともタックル後は相手選手への気遣いを見せる好試合の様相を見せる。

 先に試合を動かすことに成功したのはユベントス。前半17分、ラツィオが前線に蹴り出したボールをバルザーリがヘディングで跳ね返し、ビダルが頭で前線へと繋ぐ。ビダルからのボールはマウリシオが残っていたためオンサイドだったテベスの足下へ。テベスはそのまま持ち出し、ゴール右下に左足で冷静に流し込んだ。

 先制したユベントスだが、ラツィオが押し込むという展開は変わらない。クローゼのシュートはボヌッチのカバーで何とか防ぐという苦しい試合展開が続く。しかし、一瞬の隙を突く形でユベントスに追加点が入る。前半28分に最終ラインでインターセプトに成功したボヌッチピルロからのリターンパスを受けて前線へと攻め上がる。3対2の有利な局面を作り出したボヌッチ自らが右足でゴールを決め、2-0 にして前半を終えた。

 

 ラツィオは後半開始からカンドレーバをブラーフハイトに代えて投入し、システムを 4-2-3-1 にスイッチする。この交代でバスタとカンドレーバの右サイドが機能し始め、良いクロスがクローゼやマウリに供給されることとなる。だが、ユベントスの最終ラインは何とか踏みとどまり枠内シュートを許さない。

 70分にはピルロがお役御免でペレイラが投入され、ユベントスは試合を終わらせに入る。攻守に貢献していたビダルは80分にストゥラーロと交代し、中盤にフレッシュな選手を増やす采配をアッレグリは見せた。そして89分、テベスに対して後ろからタックルを仕掛けたカタルディが一発退場となり、勝敗の行方はこの時点で決した。

 ポーリやデブライが負傷で離脱しているとは言え、攻撃で有効な形を作らせなかったということは6月のコッパ・イタリア決勝で対戦する相手に嫌な印象を残すことができたと言えるだろう。最高の結果を残したユベントスは水曜日にアウェイでチャンピオンズリーグモナコ戦を戦う。